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糖尿病は糖質制限と減塩の食事を始めることが大切

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糖尿病というと、制限された食事と考える患者さんが多いと思います。しかし、糖尿病を患ったからといって、食べられない食品はほとんどありません。普段の食事とは異なるメニューが「食事療法」というわけではなく、食品に含まれる栄養素の種類とバランス・自分に必要な総摂取エネルギーを照らし合わせながら実践することが重要になります。こうした食事療法の目的は、糖尿病の方だけに必須な条件ではなく、常々みんなが意識して考えないといけないということです。1日の総摂取エネルギーに関して1600kcalがふさわしいとされているひとについては、食品のうち1日に交換できる単位が20となりますが、バランスのよい栄養素を摂取することが大事になってきます。いわゆる「食品交換表」には、外食メニューの代表的なものも掲載されています。カロリーや栄養素を参考にしておくとよいでしょう。なかには薬物療法を行っている患者さんもいると思いますが、食べるタイミングを間違えると低血糖になることがあるので注意が必要です。その季節独特の食材をメニューに取り入れたり、上手に外食の仕方を工夫して、満足のいく食事療法を実践してください。糖尿病を大別すると、1型糖尿病・2型糖尿病・その他の糖尿病となります。その中でも、食生活や生活習慣と関わりが深く発症率の高さで最も多いのが、「2型糖尿病」です。当初はほとんど自覚症状がなく、たいてい血糖値の高さにも気づきませんが、その状態が継続、悪化してしまうとやがて合併症を引き起こす要因となります。適切でない食習慣は2型糖尿病の原因にもなりかねないので、食生活を見直さなければ治療へと進めません。体重や血糖を意識して調整し糖尿病性の合併症を予防、そして悪化を防ぐことも食事療法の目的です。「緩やかな糖質制限食」は、1食あたり糖質40グラムまでが目安です。一日三度の食事をバランスよく摂り、ご飯は少なめにすることが重要です。若年層が好む「ラーメン・ライス」や「チャーハン・ラーメン」は最も避けなければなりません。「カツ丼とざるそばセット」のようなものも同様です。つまり、バランスの偏った糖質ばかりの食事はよくないということです。糖質制限の見解から種類豊富な幕の内弁当とご飯の量を半分にすることを、提案しています。「緩やかな糖質制限食」では、厳密なカロリー制限をせずに、野菜のほか、お魚・お肉もいっぱい食べましょう。いろいろな栄養素を適量とるのが、糖尿病の方にとっては理想的な食事です。個々に応じたエネルギー量の範囲内で、調和のとれた食事をとるためにヒントとなるのが、「糖尿病食事療法のための食品交換表」です。その食品交換表で私たちが日々摂取している食品を見てみると、そのうち最も多い栄養素をもとに、調味料と6つの食品グループと表に分類して、1単位80kcalに合わせた食品の重量が掲載してあります。日常的に食品交換表を利用することで、献立への迷いも払拭できるでしょう。一日3回の食事の量は、毎食ごとなるべく同じくらいがよいのですが、夕食の分量に多く偏ってしまいます。どんなに忙しくても、食事は20分かけてゆっくり食べることです。食事に時間をかけることで、血糖値の上昇を抑えたり、満腹中枢が刺激され食欲が満たされるからです。仕事で時間が取れなくても、短時間での食事摂取は回避しましょう。食物繊維には上昇した血糖値を下げる効果がありますので、海藻類やきのこ類はたくさん摂取してください。糖質の多い食品(ポテト・コーンなど)は意識しながら摂ってください。インスリンの作用は年齢とともに低下するため筋肉への糖の取り込みが減少します。血糖値が上昇しやすくなるのは、そのためです。特に食後は、ブドウ糖が体内へとすぐに吸収されるため血糖値が上昇します。血糖値上昇を抑える手段として「ベジタブルファースト」があります。食事法の一つで、食事の際は野菜から食べる方法です。ゴボウやキャベツなどの食物繊維を豊富に含む野菜は、効果として他の食品の消化吸収を緩やかにします。併せて、ご飯や麺類などの炭水化物に含まれる糖質をゆっくり吸収するので、体内におけるブドウ糖の吸収を緩和します。2型糖尿病や肥満のリスクを避けるためには体内時計を整えておく必要があります。糖代謝や血圧・脂質代謝・睡眠や体温など、それらの生理機能は日内リズムに伴って変化し、「体内時計」によって制御されています。「体内時計」は、日々の生活習慣で決まります。「時間栄養学」は「体内時計を考えた栄養学」と捉えることができます。これまでの栄養学でいわれていた「何をどのくらい食べるか」に、「食べるタイミング」といった体内時計の観点をプラスし、食事のリズムと機能性がもたらす作用について新しく研究する分野です。日本人の5人に1人は罹ると言われている身近な病気『糖尿病』の予備軍について「食生活を改めたいけれど、なかなか難しい、運動をしたりする必要はない」と思っている人がいるかもしれません。糖尿病予備軍といわれている間は無自覚なため、予防のための注意を払うことは少ないかもしれません。しかし、糖尿病の境界型になると、検査の結果にも色々な変化が顕れ始めます。血糖値を正常に保つのに必要なホルモンとされるインスリン値に異常が出てくる反応は、自覚症状のない時から出てきます。年々増加する糖尿病は、上昇した血糖値を下げるインスリンとよばれるホルモンがバランスを崩し、長期にわたって血糖値が下がりにくくなる病気です。糖尿病発症後は治療の目的として、生涯にわたり体重に加え血中の状態(血圧・血糖・血清脂質)のバランスを良好に保つことで、糖尿病合併症(網膜症・腎症・神経障害)や動脈硬化症(心筋梗塞・脳梗塞・足壊疽)を予防し、病気に縛られない普段の生活や満たされた人生を送れるように努めることです。食事療法をはじめとした治療が適切に行われれば、糖尿病の合併症や動脈硬化症への移行を予防することにもなります。

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